外側と内側の遮熱

遮熱シートの内張り・外張りは、効く場所が違います。現場条件でどちらが取れるかを整理します。

外側の遮熱(外張り)は、屋根の上側で日射を受けにくくし、屋根面そのものの温度上昇を抑えやすくします。内側の遮熱(内張り・屋根下)は、すでに熱を持った屋根から室内へ向かう輻射を返し、届きにくくします。

どちらが優れているか、という比較だけでは決まりません。屋根に上がれるか、操業を止められるか、室内側の設備や荷役と干渉しないかで、取れる方法が変わります。塗装かシートかは遮熱シートと遮熱塗装の違いで見てください。

遮熱の外張りと内張りは何が違う?

外張りは、日射が屋根に届く段階で熱を抑える考え方です。屋根表面の温度を下げたい、操業を室内側で止めにくい、といった現場で候補になりやすいです。一方で、屋根上の安全な作業が可能か、天候の影響を受けやすいかを確認する必要があります。

内張り(屋根下)は、屋根裏面から作業空間へ落ちる輻射を抑える考え方です。屋根上の工事が難しい、屋内で段取りを組める、天候に左右されにくい工期にしたい、といった現場で候補になりやすいです。室内の高所作業になるため、設備・棚・動線との干渉を先に見ます。

外張りは屋根面が日射を受ける前に熱を抑えます。内張り(屋根下)は、熱くなった屋根から室内へ向かう輻射を抑えます。

稼働を止めずに内張りできる?

内張りや夜間・部分施工が候補になります。屋根上作業が必要かどうか、室内側の設備や荷役と干渉しないかで変わります。止めずにできる、と断定はしません。

状況ごとの候補

下の表は、屋根に上がれるか、屋根面に止められるか、室内のクレーン・棚・ダクトと干渉するかです。製品名や工法名より、施工できる場所と操業条件で選ぶ方が誤りにくいです。

屋根に上がれるか、屋根面に止められるか、室内のクレーン・棚・ダクトと干渉しないかで、取れる位置が決まります。

状況外側内側(屋根下)
屋根に上がれる(足場・高所作業車が組める、歩行可能な勾配)候補になりやすい条件次第
屋根に上がれない(老朽・荷重制限・天候待ちが長い)先に別手段候補になりやすい
屋根面に止められる(ビス・金具の固定が可能、下地が健全)候補になりやすい条件次第
操業を日中止められない候補になりやすい条件次第
室内にクレーン・棚・ダクトがあり干渉する候補になりやすい先に別手段
優先度の目安です。屋根形状・固定方法・下地の状態で前後します。

外張りは塗装と同じ?

遮熱塗装は、多くの場合屋根の外側に塗膜をつくる方法です。外張りシートと同じ「外側で受熱を抑える」側に近い一方、防錆や外観更新と同時に進めやすい、という特徴があります。材料比較の詳細はこちら:遮熱シートと遮熱塗装の違い。

選ぶ前に確認すること

  1. 屋根の状態。雨漏りや著しい錆があるなら、遮熱より補修が先です(今はやらない判断)。
  2. 屋根上に安全に入れるか。入れない・入れにくいなら、内張り側を先に検討します。
  3. 室内側のスペース。高所作業車や足場、棚の移動が現実的か。
  4. 操業を止められるか。止めにくいなら、外回りや夜間・部分施工の可否を見ます。

御社条件での効果の目安は試算するでも確認できます。詳細はお問い合わせください。

よくある質問

遮熱の外張りと内張りは何が違う?

外張りは屋根面が日射を受ける前に熱を抑えます。内張り(屋根下)は、熱くなった屋根から室内へ向かう輻射を抑えます。

稼働を止めずに内張りできる?

内張りや夜間・部分施工が候補になります。屋根上作業が必要かどうか、室内側の設備や荷役と干渉しないかで変わります。止めずにできる、と断定はしません。

施工位置だけ相談できる?

できます。屋根に上がれるか、操業を止められるか、室内干渉の有無から整理します。

出典

  1. 工場遮熱.com 外側と内側の比較仕組みの違いと現場条件での選び方
  2. 日本遮熱 遮熱工事の種類屋根上・屋根下の工法整理

次に読む・相談する

遮断熱プロ

3分でわかる
工場・倉庫の遮断熱サポート

室温・冷房負荷の目安、相談から施工手配までの進め方、熱中症義務化と補助金の整理、シミュレーター、よくある質問までまとめた資料です。

サービス資料を見る(無料)

外張りと内張り、取れる条件から整理します。

電話またはオンラインで状況を伺い、条件が揃ってから手配します。